2008年10月31日金曜日

男性と育児。それは個々人だけの問題ではない。

 内閣府で、「男性の育児休業体験記募集」をしている。
必要な方向性だと思う。

 「ワークライフバランス」(WLB)は、この国で、必死で取り組むべき課題と思う。
 現在、日本での男性の育児休暇取得率は、1%に満たない。
 これは、男性個々人の努力不足だとだけ還元できるだろうか。
 (かつて、歌手のアムロさんの当時の夫さんが起用された「育児をしない男を父とは呼ばない」という厚生省(当時)のポスターが賛否両論、話題になり、「(育児のため)休みたくても休みが取れる状況じゃない」ことを悲鳴のように訴える男性がけっこうおられたことを思い出す。)

 最近の意識調査でも「仕事より家庭を大事にしたい」という男性は多いことが、
同じ内閣府サイト「仕事と生活の調和推進ホームページ」内にある。(「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する意識調査」参照。PDFファイル。)

 男性で、「仕事優先」を希望する人は3.2%、「家庭生活優先」を希望する人は18.7%であるのに対し、
 現実は、「仕事優先」になっている人が実に62.2%(ほぼ20倍)、「家庭生活優先」の人が8.5%(半分以下)となっている。

 「個々人が望んでそうなっている」というより、
 相変わらず「しょうがなくそうなっている」という現状が、このデータからもはっきりうかがえる。

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 「男性の育児時間取得」のテーマに関して、「育時連」という団体が、長く活動しておられる。この会に自分は、かねてより敬意を覚えている。(以下、育時連サイト内「育時連とは?」より引用)

 「育児休業法」(1992年)が施行されて以来、『男も家事・育児を』というスローガンが、さほど奇抜ではなくなったのは嬉しいかぎりです。しかし、手放しで喜んでも居られません。専業主婦の居る家庭でも、共働きの家庭でも日本での男性の家事時間はごく僅か。会社の仕事時間を削ってでも家事・育児の時間を作ろうといういくじれんの男性達はまだまだ珍獣奇獣扱いから解放されてはいません。

 「いくじれんって子育ての研究をする所ですか?」と聞かれることがよくありますが、すこし違います。「育児連」ではなくて「育時連」になってますでしょ?そもそもは「男も女も育児時間を認めて」と会社に要求していこうという趣旨で発足した組織で『男も女も育児時間を!連絡会』が正式な名称です。育児する時間をどうやって作るのか、会社での仕事とどう時間をシェアするのか、男とか女とかに限定しないでそれぞれの親が育児にかかわる時間をどうやって確保するのかを考えていく場所です。(育時連ホームページより)
 ずいぶん前に育時連の方の講演を聞いた時、「かつて育児休業を取る男は、パンダのように珍しかった。少し経って、コアラぐらいな感じになった。だんだんカンガルー程度になっていくといい。そしていつか、ゴキブリのように世の中に増えるといい」といったようなことを語っておられたのが、印象に残った。

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 かつて我が家を取材にきた新聞記者の方が面白い体験談を聞かせてくださった。
 彼は「男の育児休暇」に関する取材をして、「よし自分も(育児休業を)とろう」と決意し、取材の流れから上司を説得し、それを連れ合いさんに告げると、
お連れ合いさんは、すぐさまいそいそと歯医者に行かれたそう。
 そして育児休業を取り無事第二子を授かったとか。
 夫の育児協力を切に望んでいる妻がとても多いものだが、このご夫婦のケースにも実に分かりやすくそれがうかがえる。

 国会議員の中での女性数比率は、日本は世界189カ国中131番目(出所:内閣府「男女共同参画白書H19年版」)だという。
 そのような状況の中、なかなかこの問題は真剣に効果的に取り組まれていないと言わざるを得ない。
 しかし、生活レベルで多くの人にとって、このテーマは非常に切実である。
 
 最近、大事な友人(女性)に双子が生まれ、その一方の子には障害があった。都会の中での子育ては孤独だ。双子で障害もあれば、よっぽど助けの手が日常的に必要だ。しかし、彼女の彼は育児休暇どころか、仕事に忙殺される日々が続いているという。彼の名誉のために言うが、彼は非常に心の優しいいい人である。もちろん子どもも愛している。まさに「3.2%」の中の人が「62.2%」の枠に入れられてしまっているケースだ。
 他人事ながら、「なんとかならないのだろうか」と思ってしまう自分がいる。
 そこで、このテーマが自分に改めて迫ってきた。
 そんなわけで、最近、こんなことをいろいろ調べていたことを、ここに書いてみた。
  
 なにはともあれ、乳児期の子供は、非常にかわいい反面、大変手がかかる。
 母ひとりの子育ては、厳しい。(夫の面倒が負担になるともっと厳しい、という声もあるが。。。)

 父も普通に乳児期のわが子に寄り添えることが、当たり前になる社会を切に望みたい。
 (またさらに言えば、親以外の人間も、子どもの育ちに豊かに関われることが当たり前な状況も求めたい。)

 そのために、自分ができることを少しずつでも始めねば、と心新たな日々です。

2008年10月26日日曜日

格差社会とワークライフバランスと

少しご無沙汰でした。

最近、「格差社会」「ワークライフバランス」について、身につまされながら考えています。
ま、身につまされているのはずっとですが(^^;、
最近特にその問題性が少しずつはっきり見えてきていて、「知ること」の大事さを思う日々です。

さて、二点ほど、最近読んで参考になったものをば、ご紹介。

まずは、
「週刊東洋経済10月25日号」 おススメです。
「家族崩壊 -考え直しませんか?ニッポンの働き方」
図表がたくさん入り、網羅的で分かりやすく、
日本社会の在り方が、世界各国との比較の中でよく見えます。


(クリックすると目次などの詳細が見れます)

また、
「格差社会を生きる」(杉井静子著 かもがわ出版)
もいい本でした。

著者は弁護士の方で、
大学でジェンダー論も教えておられることから、
学生たちに分かりやすく講義するためにも整理したデータをふんだんに掲載し、
弁護士の体験からも豊富な事例を引きつつ構成された一冊です。


二冊とも豊富な図表を掲載し、労作です。

他にも似たテーマとして、勝間和代さんの「勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
も色々気づかされる視点がありました。特に自分は、勝間さんが「公教育の充実」をヴィジョンとしてもっておられることに共感と感銘を受けました。

さて。

この10数年の僕の生活は、障害を持つ二人の家族と共に生きることでアンペイドワークが非常に大きな割合を占めていたことより、
ずいぶんと内心葛藤がありました。
無価値感との闘いというか。

思いの外、自分の中に、「しっかりした収入を得るべし」という男への社会的(家族的)期待からのプレッシャーが根深くあったことや、
昼日中から地域を大根やネギをぶら下げて歩くことを後ろ暗く思ってしまう感覚など、
色々な人から「解放された男性」みたいに見られることもある我が身ですが、
フツーに葛藤したり、自分を「ダメ」に思ってきたりしたものです。

その葛藤を、社会的文脈の中で整理・理解したい、という欲求が最近とみに強くなっています。
「個人の感覚は、社会的な色づけがものすごく影響している」ということを、最近再確認することが多くもちます。

生きてきて苦しんだり葛藤したりしたことは、きっと財産となるもの。
しかし、ほおっておいても原石は原石のまま。
これから、宝の原石(様々な体験)を研磨する作業(理解・相対化)をしていきたいと思っています。

マラソンの有森選手じゃありませんが、
そろそろひとつここで「自分を褒めてやりたい」ものです。
「10数年、よくやってきたじゃあないの」って。
はい。

2008年10月14日火曜日

秋の夜長に、曲作り。

最近、パソコンの上で曲作りをすることに取り組みだしています。

「バンドブラザーズ」というDSソフトで作曲しようかと思いましたが、
操作面で、めんどくさがりの自分には大変だと感じ、パスに。

その後、「やはりパソコン上でやるのが一番でしょう」と思い立ち、
一念発起して、取り組みだしました



自分は中学生から大学生までバンドをやっていましたが、
娘を授かってこの方、音楽をやる暇がありませんでした。
(鼻歌だけは、うるさがられても、いっつも歌っています。心の健康のためですじゃ。)
少し隙間ができてきたこの頃、また音楽をやりたい思いがむくむくと湧いています。

この数か月、いろんな曲の断片が、自分の心の中に湧いてきて、響いています。
そろそろそれらを、ちょっくら、産み出しますべ。

秋の夜長に、こそこそと、
「やっと音が出た!」とか「なんでうまくいかない!!」などと、
パソコン君に向かって一喜一憂しているわたくしでした。

でも設定等が難しくて、曲になるのはいつのことやら(^^;

それにしても今の時代、素人で、大した機材がなくても、
パソコンがあれば、
映画が作れたり、フルオーケストラの曲が作れたりと、
すごいことになったものです。

色々やれる時代だなあ。。。。

2008年10月6日月曜日

映画、完成。

F君の映画、完成しました。(8月の末にはできてました。)

これが、なかなかの力作で、傑作。
周りの皆さんにご好評いただいております。

タイトルはその名も「変な男探し」(笑)。



脚本、監督は、小6のF君が見事務めました。
僕がいろいろ突っ込みを入れても「これでいいの、いいの。ね!」と、まるで動じない彼。
大物です。

彼の書いてきた脚本は、10人とまでいかないが、たくさんの登場人物が必要だったので、
出演ボランティアゲットに苦労しましたが、
感動の完成。

いやー、作品ができるのって、嬉しいですね。



作品は、ナンセンスコメディーで、怪しさ満載(笑)ですが、
作り手の一人である自分が言うのもなんですが、よくできました(笑)。

彼が将来、映画界にでも進出したら、きっと原点として思い起こすでしょうかな。

普通、学校とか子どもの学び舎は、「ひとりの大人に多数の子供が従う」という図式ですが、
この映画は、「ひとりの子どもに、多数の大人が従う」という図式で、
非常に面白い取り組みでした。
革命的。

僕や彼ら我が家界隈を知る皆様、どうぞそのうち作品を見てやってくださいませ。

そうそう、ひとつだけこの作品で残念だったのが、
普通のデジカメの動画モードで撮影したので、
音がこもったり、風切り音が入ってしまっていること。
今度は、マイクを入手して、更にいい作品を作りたいと、
勝手に夢を膨らませているワタクシデシタ。

でも、あまり長い作品だと大変っす、監督!(^^;

2008年10月3日金曜日

「米ぬか」と「生ゴミ」。



日課で毎晩、三角コーナーの生ゴミを庭にもっていき、
掘ってある穴に中身を空けて、米ぬかをかけています。

一般の家庭ごみの約40%は生ゴミとか。
生ゴミは、水分が多く、焼却炉にも負担が高いと聞きます。

そんなわけで、ちょっと面倒ですが、毎日ぼつぼつと、生ゴミ堆肥化にとりくみはじめました。



「米ぬか」は、有機物の発酵を促進してくれる、素晴らしいシロモノです。
今年2月に、有機農家を営む大塚さんという方に教えていただき、
米ぬかファンになりました(笑)。

近所のお米屋さんで、米ぬかを時々買うワタクシメ。
さらさらふりかけるのが、楽しいです。

生ゴミには、「ミズアブ」というアブの幼虫が、うようよしてくるのですが、
この「マゴット君(というらしい)」、ミミズの4倍の食欲とか。

かつて生ゴミ処理に、大枚はたいてシマミミズを導入したのを、
かつてこのマゴット君にすっかり喰われた痛い経験がありますが、
今後はいっそのこと、このマゴット君にどんどん喰ってもらおうじゃないですか、生ゴミ。

マゴット君、はいはい、今日も、喰ってくれ、喰ってくれー。
(うようようよ、もぞもぞもぞ・・・)

2008年10月2日木曜日

「CMS」って、便利です。

■「CMS」(コンテンツマネジメントシステム)なるものを、昨年からずっと導入しようと思っていた。
 それは、「自分でHTMLを打たなくても、ブログのようにweb ブラウザー上で書き込みができ、サイトが構築される便利な代物らしい」ということで、「それは良さそうではないですか」と情報収集と実験を始めた。

■これまで、「xoops」(ズープスと読むそうです)に始まり、「MODx」、「geeklog」といろいろ試してみた。
しかし、どれも高機能でいい感じだが、最初の構築にてこずったり、使えるものに仕上げるのに苦労したりで、本格導入までなかなか至らなかった。(もちろん、できる方には簡単だったり、別に初心者でもできるのだと思います。これはあくまで自分の場合、ということで。)

■さて、ブログサイト制作に強いCMS「wordpress」というものは、なかなか敷居が低い気がした。ユーザー数も多く、ネット上でたくさんの情報が落ちている。
 逆にたとえば「MODx」などは、非常にいい感じでとても使ってみたいCMSだが、まだユーザー数が少なく、なかなか情報がないのが初心者の自分には難 しかった。また、「xoops」「geeklog」なども、数あるCMSの中では自分のニーズに合っている感じで、ものもとてもよい感じなのだが、シンプ ルに簡単にサイトを立ち上げ運営したい身としては、「wordpress」で行くのが一番合っている感じであり、紆余曲折の末、wordpressでいく ことにしてみた。(今、4つほど同時進行でつくってます・・)





■僕は自分でHTMLを手打ちしてサイトを作るのは好きなのだが、CMSを使うと、たとえば「サイドバーが動的にブログのように再構成される」といったことが簡単なのが非常に魅力的で、何度かトライしてはくじけそうになりつつも、一定期間をおいて、諦めず取り組んできた。

■かつて僕がブログを最初に始めた頃は、NIFTYの「ココログ」が始まったばかりで、まだ周りの人はほとんど「ブログ」なるものを知らなかった。しかし、今ネット上はブログだらけ。
 当時の僕は、HTMLを手打ちしてサイトを作ることを覚え、ちょこちょこ更新していたが、二か月ほどで「こりゃ、めんどうだ」とやる気が萎えかけていた。その頃ブログを知り、「これは便利!ブラウザー上で簡単に更新できるとは!!」と、本当にうれしかった。
 その後、世の中にブログはどんどん広まっていき、「やっぱり、簡単なものが広まるんだなあ。ニーズは多いよなあ。」と納得して見ていたことを思い出す。HTMLを手打ちしたり、サイト制作ソフトで作ってアップロードするより、ブログは圧倒的に簡単ですものねえ。

■さて、この「CMS」なるもの、「ブログ」のように広まるでしょうか。
 CMSでのサイト制作には、「サーバーを借りて導入」といった、初心者には難し目の作業がいくつかあるので、ブログのような簡単導入サービスが 増えないと無理でしょうね。すでにそういうサービスは少しずつ始まっていますが、これも数多あるブログサービスのようにもっと増えるでしょうか。導入の敷居が低くなれば、CMSはとてもいいものなので、ブログ的お手軽感覚でサイトを作る人も増えるかもしれませんね。ブログほどでないにしても。

■そんなことを思いつつ、導入に苦労しながら、またうまくいったときの喜びを覚えながら、ひとり「wordpress」君と格闘している日々であります。